良い掛ふとんというのは、どういう条件が揃っているものなのでしょうか?
毎日の睡眠をより快適にする為に寝具の良し悪しは影響します
ゆっくり休める寝具で熟睡することは健康にもつながります
そのためには敷布団、掛ふとん、枕を選ぶことが大切です
ここでは良い掛けふとんの条件とは?
素材別に見た掛けふとんの特徴を考察します
目次(クリックでジャンプ)
良い掛けふとんの条件
良い掛けふとんの条件とは?
睡眠中におきる体の生理現象に対応できているものと言えます
具体的には
- 保温性に優れている
- 吸湿性に優れている
- 軽い
- 体にフィットする
この4点が揃っている掛け布団が良い掛け布団と言えます
保温性
睡眠中は体の熱量が減少するため、昼間起きて活動している時より体温は低下します
ですから、日中、服を着ている時より暖かくしなくてはいけません
春先など服を着たまま、何もかけずにちょっと寝てしまったら風邪をひいた
そんな経験はよくあることです
寝るときは、何かをかけて物理的に暖かくしなくてはいけないということです
その意味で掛けふとんは保温性のあるものが良いという訳です
吸湿性
睡眠中は、意識していなくても汗をかいています
一晩でかく汗の量は、コップ1杯分(体重70kgの人であれば、およそ100cc)と言われています
人は汗をかくことで体温調節を寝ている間にも行っている訳です
体に直接触れる掛けふとんは、その汗を吸い取るものが良いということです
寝床内の温度が、高くなりすぎ、汗を吸い込まず湿度が高くなると・・・
「蒸れる」為、寝苦しさを感じます
ムレ防止のためにも吸湿性の良い掛けふとんが望まれる訳です
軽い
掛け布団は軽さが必要です
人は1晩に20回ほどの寝返りをうちます
何のために寝返りを打つ?
- 体の重みで押さえられる部分を変えるため
- 暖まりすぎた部分に空気を送って冷やすため
寝返りは快適に眠るために必要ということですね
重い布団は寝返りをする際に妨げになります
軽い布団の方が重苦しさ、威圧感を感じずに体を動かせるため楽に寝られます
体にフィットする
掛け布団は柔らかく、体にフィットするものが好ましい
なぜなら体にフィットする方が暖かい空気を外に逃がさないからです
硬い掛けふとんは肩や首筋になじまず、隙間が出来ます
その隙間から暖かい空気が逃げてしまうので寒さを感じます
硬い掛け布団を何枚か重ねて寝ることは、重いばかりで効率が悪い
寝苦しさを招くため、避けたいやり方です
掛け布団は体にフィットする柔らかいタイプのものが良い理由です
軽く、柔らかく、体にフィットする掛けふとんは羽毛、羊毛、合成繊維素材のものが適しています
掛け布団の素材
掛け布団に使われている素材は主に4種類
綿、合繊、羊毛、羽毛に大別できます
掛けふとんは保温性、吸湿性、重さ、固さ、フィット性に左右される
その良し悪しを決めているのは、中綿に使われている素材と言う訳です
中綿に使われている素材別の特徴を見てみましょう
綿
天然素材の綿は、昔から布団の素材としてよく使われてきた馴染み深い中ワタです
良い点
保温性、吸湿性、弾力性、通気性が良い、打ち直し可能
悪い点
重い、放質性が悪い、ホコリが出る、長期使用すると綿が固まる、天日干しは必須
どんな方におすすめ?
重い掛けふとんの方が良い、落ち着くという方
天日干しが苦にならない方
綿素材は、吸湿性に富むのですが、放湿性が悪い為、天日干しが欠かせません
また、綿はお日様に当てるとふっくら感が戻り、よみがえります
太陽の匂いのする綿の掛けふとんは気持ちいいものです
合成繊維
合成繊維わたはポリエステル素材が多く昭和33年に登場しました
軽い、価格が安い、保温性や弾力性に富んでいることから一気に人気が上がった素材です
良い点
軽い(綿の1/2)、価格が安い、保温性、弾力性が良い、ホコリが出ない、陰干しで済む
悪い点
吸湿性がイマイチ
どんな方におすすめ?
お日様に干す時間や場所がない方(風通しの良い部屋で陰干しする)
アレルギー体質の方(ホコリが出ない、ダニが寄り付きにくい)
費用を抑えたい方
加工しやすい合成繊維は防ダニ、抗菌加工がしやすく、羽毛に近づけたフンワリ感も施しやすい
最新の技術を取り入れた性能の優れた合繊掛けふとんが多く出回り人気があります
天日干ししなくても良い、お手入れが楽である点も現代人には魅力的です
羊毛
羊毛は価格が高いことを除けば、良い条件を揃えた素材です
羊は自然界で生きるために、最良の毛を装備しているからです
良い点
保温性、吸水性、吸湿性、弾力性に優れている、軽い、陰干しで済む
特に吸湿性は木綿の2倍、ポリエステルの35倍程あると言われています
悪い点
価格が高い、動物性なのでダニが寄り付きやすい
どんな方におすすめ?
価格が高くても良い条件の揃った掛けふとんで眠りたい方
お手入れに手間をかけられない方
羊毛は4種類の中で一番お手入れが楽な素材です
湿気をよく吸うものの、放湿性も良い為、乾きやすい
天日干ししなくても時々の陰干しだけで湿気を溜めないのです
羽毛
水鳥の羽毛でできた掛けふとんは価格は高いものの、内容が良い
そもそも水鳥は外気の変化に合わせて調整する羽毛を備えている
自動で外気の変化に合わせて吸湿、放湿、伸びたり縮んだり、撥水能力を備えている訳です
そんな羽毛は、夏は涼しく、冬は暖かい優秀な掛けふとん素材と言えます
良い点
保温性、吸湿性、放湿性に優れる、軽い、しなやか、陰干しで済む
悪い点
価格が高い、動物性なのでダニが寄り付きやすい、ヘタると羽毛が縫い目から飛び出る
どんな方におすすめ?
価格が高くても内容の良い掛けふとんで眠りたい方
羽毛は品質の良いものを選ばなくてはデメリット(羽毛が飛び出る)が大きいです
価格の安いものは縫製が雑、十分に洗浄されていなかったりする可能性が大です
羽毛が飛び出たり、匂いや防ダニ対策の点で心配です
素材別特徴(掛け布団)一覧表
掛けふとんの場合の素材別特徴を一覧表で表しました
綿 | 合繊 | 羊毛 | 羽毛 | |
軽い | × | ◎ | ○ | ◎ |
保温性・良し | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
吸湿性・良し | ○ | × | ◎ | ◎ |
放湿性・良し | × | △ | ◎ | ◎ |
価格が安い | ○ | ◎ | × | × |
お手入れが楽 | × | ○ | ○ | ○ |
アレルギー対策 | × | ◎ | △ | △ |
放湿性で△の合繊ですが、そもそも吸湿性が低いため放湿性を一概に表せない
アレルギー対策ですが、合繊は元々、吸湿性が悪いためダニに好まれない特徴があります
ホコリも立たないのでアレルギーの方に適しています
羊毛、羽毛は本来なら動物性の素材であること、湿気をよく吸っている点でダニには好まれます
しかし、十分な洗浄で防ダニ対策を施している高級なものであれば、アレルギーの方でもまずは安心です
ダニが好む布団素材は何か?の記事もご参考にしてください↓
おすすめする素材はどれ?
良い掛け布団とは人により違いがあります
中ワタの特徴からどんな方に、どんな素材が良いのでしょうか?
綿 | 合繊 | 羊毛 | 羽毛 | |
御夫婦が共に働いている方 | ● | ● | ● | |
一人暮らしの方 | ● | ● | ● | |
干す場所がない方 | ● | ● | ● | |
ご高齢の方 | ● | ● | ||
天日干しの匂いフカフカが良い | ● | |||
アレルギー体質の方 | ● |
共働きの方、一人暮らしの方は、天日干しの手間がかからない、お手入れが楽な
合繊、羊毛、羽毛がおすすめです
しかし、お日様に干すとフカフカで気持ち良い、お日様の匂いで癒されることは確かです
綿素材はお日様に干すと寝心地がよみがえるので捨てがたい面もあります
近年はアレルギー体質の方は多くおられます
私はアトピーなので羽毛は絶対ダメです
1晩で体が赤くなりかゆみが出てきてしまう為、合繊の布団以外は使っていません
また綿ふとんは痒くはなりませんが、ホコリが立つので避けています
それに春先は外に布団を干すと花粉が付着するため、目がかゆくなってしまいます
アレルギー体質の方には合繊が一番良い素材だと思います
アレルギーの方に良い掛けふとん
私はアレルギー体質です
子供の頃は喘息が主に出て、それが治ったら次はアトピーが出てきました
春先は花粉が飛ぶのでアレルギー性鼻炎や目が痒くなります
そんな関係で羽毛、羊毛は良いものでも反応してしまいかゆみが出ます
私は「陽だまりの休息」という掛けフトンを使っています
「雲のやすらぎ」敷き布団とセットで購入したものです
「雲のやすらぎ」敷布団と「陽だまりの休息」掛け布団で腰痛対策とアレルギー対策をやっています
「陽だまりの休息」掛けふとんの特徴
雲のやすらぎはイッティー(一番星)が販売元
「陽だまりの休息」も同じイッティー(一番星)が販売元です
遠赤外線素材「光電子」を取り入れた温か高性能掛布団です!
商品の特徴
- 遠赤外線素材「光電子」で温かさ抜群!
- 「空気で温かさをつかまえる」特殊繊維使用
- 熱を外に逃がさない構造
- アレルギーに強い!高機能ポリエステル素材!
- 寝返りしても布団がズレにくいボディフィットキルト構造!
- 日本製
「雲のやすらぎ」「陽だまりの休息」セット価格について
何でもそうですが、セット価格は値引きが入るのでお得です
ただ、「雲のやすらぎ」は2024/7月に価格改正あり、以下は従来の価格です
「雲のやすらぎ」「陽だまりの休息」のセット税込価格は・・・
サイズ | 割引価格 | 掛け+敷き | 通常合計価格 | 値引き額 |
シングル | 62,700円 | 29,800+39,800 | 69,600円 | 6,900円 |
セミダブル | 71,640円 | 29,800+49,800 | 79,600円 | 7,960円 |
ダブル | 80,600円 | 29,800+59,800 | 89,600円 | 9,000円 |
画像クリックで一番星「陽だまりの休息」掛けふとんへジャンプ↓
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カテゴリ:布団の話